出ていく姿に本当の姿が現れる

パナソニックの松下幸之助翁が
立ち上げた松下政経塾で
塾頭をされていた
上甲晃(じょうこう あきら)先生を
ご存知でしょうか。
私は以前、
経営者の仲間から
上甲先生の対談CDを貸して頂き
そのCDの中で印象的な
お話がありました。
上甲先生によると、
松下幸之助翁は
松下政経塾に入塾したい人を
面接するときに
あることに気をつけていたそうです。
それは、
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面接会場から出ていく姿を
よく見ること
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でした。
誰しも皆、
入ってくるときはよそ行きの姿
ノックから始まり
お辞儀を綺麗にして
背筋を伸ばして立ちます。
しかし、面接が終わり
ほっとして去り行く姿
つまり、面接会場から
出ていく姿にその人の
本当の姿が現れます。
それを松下幸之助翁は
よく見るようにしていたそうです。
能力ではなく、
人間性を大切にしていたことが
良くわかりますね。