「できません、無理です」と言わない

天童木工という
家具メーカーがあります。
有名な商品は
1956年に柳宗理 氏によって
デザインされた
バタフライスツールです。
http://www.tendo-mokko.co.jp/products/s-0521rw-st
50年以上続くロングセラー商品です。
このバタフライスツールは
通常の木材では難しい
曲線美が魅力的ですね。
この曲線を実現する技術が
成形合板という技術なのですが
簡単に言うと
柔らかい杉を薄くスライスし
それを圧縮して硬度を高めた
薄板を作ります。
その板を重ね合わせて
合板にするというものです。
このような技術と
デザイナーとの連携によって
天童木工の家具は
考えられています。
では、なぜ天童木工が
このような商品や技術を
生み出すことができたのか。
じつは天童木工には
あるポリシーがあります。
それは、
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天童木工は
有名なデザイナーと組んで
どんな変わった形を要望されても
「できません」
「無理です」
と言わない
技術への誇りを持っている。
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むしろ、
「こんなことも出来ますが
どうでしょうか?」
とデザイナーに提案するほど
とのことです。
天童木工のすごさは、
「できません」
「無理です」
と言わないことでの
技術の積み上げによって
形成されてきたと
私は感じています。