「議事録苦手です」の言い訳に騙されないで 感動企業通信533号

私が就職して新入社員だったころ
早く仕事を覚えて
社会人として活躍したい!

という思っていましたが
苦手なこともたくさんありました。

そんな中で
「これはやっておいて良かった!」
と言えることがあります。

それは、
「会議の議事録を率先して書く」
ということです。

私の会社では
打ち合わせの際は
ホワイトボードに板書をして
それをそのまま議事録として
参加者の皆に配布していました。

新入社員だった私は
ある時、
「小笠原君、議事録書いてみて」
と言われて恐る恐る書きました。

すると、
「漢字が書けない!
「漢字を思い出しているうちに
 話が進んでさっき何を
 言っていたか分からない!」
「参加者の名前が漢字で
 書けなくて聞くのも
 申し訳なく固まってしまう!」
「結局誰がいつまでにやるのか
 分からずに終わってしまった!」

などなど
議事録を執るうえで
大切なことが全然出来ないことに
気が付きました。

この困った様子を見た先輩が
私にこのように声を掛けてくれました。

「漢字書けないんだね(笑)
 まぁ、何度かやってみ。
 慣れたらできるようになるで。」

その言葉を素直に受け入れ
それからは毎回、毎回、
誰に言われるでもなく
誰よりも先にペンを手に取り
勝手に議事録係をやっていました。

すると、
1か月、2か月、3か月と経つうちに
・漢字が勝手に書けるようになり
・先輩たちが言っている「専門用語」も
 理解できるようになり
・図や絵も交えながら書けるようになり

議事録のレベルを格段に
上げることが出来るようになりました。

「議事録苦手です・・・」
「書くのは苦手で・・・」

と言っている方は
「やっていないだけ」
「やってこなかっただけ」
「やる機会がなかっただけ」
です。

「積小為大」
難しい事でも反復連打により
出来るようになるものです。

p.s.
若手社員が基礎スキルとして
身に着けた方が良いことを
私の経験を踏まえて講義し
出来るようになってもらうような
講座を検討しています。

若手社員の育成で
こんなことに困っている
ということがあれば
是非、教えてくださいませ。