5年間100万円と1年後に485万円どっちが良い? 感動企業通信1166号

皆さんはどっちがいいですか?

A:100万円を5年間もらえる
B:1年後に485万円もらえる

合計金額だけで考えると
Aは500万円
Bは485万円となり
Aの方がお得ではないか?と考えられます。

しかし、5年後の100万円の価値というのは
現在の100万円の価値と
同じとは言えません。

未来の現金の価値を
現在の価値に換算して比較する
必要があります。

このように考えて計算する方法を
DCF法(Discounted Cash Flow Metyod)と言います。

金利が2%だった場合
Aの価値というのは

1年後の100万円の価値=100万円÷102%=98万円
2年後の100万円の価値=100万円÷102%の2乗=96万円
3年後の100万円の価値=100万円÷102%の3乗=94万円
4年後の100万円の価値=100万円÷102%の4乗=92万円
5年後の100万円の価値=100万円÷102%の5乗=90万円
Aの現在価値=470万円

一方Bの価値というのは

1年後の485万円の価値=485万円÷102%=475万円
Bの現在価値=475万円

つまり
Aの現在価値=470万円
Bの現在価値=475万円
ということで
Bの方が価値が高いということになります。

このように企業の価値を考える場合
将来の収入というのは
リスクや物価金利変動などを見込み
現在の価値に変換して考えていきます。

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