答えが出ない質問は無駄!補助金コンサルのプロが使う「ヒアリングの裏技」 感動企業通信2322号

現在、私は補助金コンサルタントとして
活躍したい士業の方々に向けて、
育成支援を行っています。

熱意ある専門家の方々と接するのは、
私自身も大きな刺激を受けています。

そんな中で、
お客様からのヒアリングが、
上手くいっていないケースというのが
よくあります。

例えば、事業計画のために
「1日当たりの来客数」が知りたい場面

コンサル:
「1日当たり、何人くらい
 お客さんが来ますか?」

お客様:
「うーん、多い日もあれば、
 少ない日は全然来ないですね。
 特に雨の日は、いつも来る人も
 来なくなって困ってしまいます」

コンサルタントが求めている
「具体的な数字」が返ってきません。

そこで、もう一度同じ質問を投げかけます。

コンサル:
「なるほど。では平均して、
 1日何人くらい来ますか?」

しかし、何度同じように聞いても、
返ってくる答えは似たり寄ったり。

これでは事業計画書は作成できません。

なぜ、お客様は具体的な数字を
答えてくれないのでしょうか?

決して、意地悪をしているわけではありません。

単純に、
「1日当たりの客数を正確に数えていないから、
 本当に分からない」

というのが理由なのです。

分からないことを何度聞かれても、
答えようがないのは当然です。

ですから、同じ質問を繰り返しても
時間と労力の無駄になってしまいます。

では、プロのコンサルタントは
どうやって数字を導き出すのか?

答えは簡単です。
「質問の切り口を変える」のです。

客数が分からないのであれば、
こう質問してみます。

「1日当たりの売上は、いくらですか?」
「1組当たりの客単価は、
 いくらくらいですか?」

経営者にとって「売上」と「単価」は、
日々意識している最も重要な数字です。

客数は数えていなくても、
この2つならすんなりと答えられる方が
非常に多いのです。

「1日の売上がだいたい5万円で、
 客単価は1,000円くらいですね」

ここまで情報を引き出せれば、
あとは簡単で

50,000円 ÷ 1,000円 = 50人。

単純な割り算をするだけで、
欲しかった「1日の来客数」が分かります。

相手が答えられない質問を繰り返して
お客様を困惑させるのではなく、
相手が答えやすい質問から情報を集め、
自らの頭で組み立てていく。

これも、質の高い支援を行うために
欠かせないプロのスキルです。

「お客様が教えてくれない」と嘆く前に、
「自分の質問は相手にとって答えやすいか?」
と、一度立ち止まって考えてみる。

これは補助金コンサルに限らず、
すべての営業やビジネスに通じる
大切な視点だと思います。

相手の立場に立ったヒアリング力を
磨いていきましょう。

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