二宮尊徳の積小為大

本日は私の好きな
二宮尊徳の言葉
「積小為大」と
私の現代語訳をお伝えします。

大事を成さんと欲する者
よろしく先ず小事を務むべきなり。

大きな事を成し遂げたい人は
まず小さな事をしっかりとやるべきだ。

大事を成さんと欲して
小事を怠り
其の成り難きを憂いて

大きな事で成し遂げようとして
小さな事をおこたり
なかなか成功できないとなげき

成り易きを務めざる者
小人の常なり。

自分ができることを
しっかりやらないのが
小さい人間の常だ。

それ小を積めば
則ち大と為る。

小さい事を積み重ねれば
それは大きな事になる。

万石の粟は、則ち一粒の積。

万石の米は一粒の米が
積み重なったものだ。

万町の田は、則ちいちらいの積。

沢山の田畑が実るのも
ひとつひとつの農耕の
積み重ねだ。

万理の路は、則ち一歩の積。

万里の道を歩むというのは
一歩一歩の歩みの積み重ねだ。

九仞の山は、則ちいっきの積なり。

とてもい高い山も
竹かご一杯の土を
ひとつひとつ積み重ねたものだ。

故に小事を務めて怠らざれば
則ち大事必ず成る。

だから 小さな事をおこたらず
コツコツと積み重ねていけば
必ず大きな事を成し遂げられる。

小事を務めずして怠る者
なんぞ大事を成すを得ん。

小さい事をさおこたる人が
どうして大きな事を
なし遂げられるのだ。

皆さんが日々積み重ねている
当たり前の小さなこと
積小為大は何でしょうか?