メザシの土光さん
IHIや東芝再建など
ミスター合理化と呼ばれ
元技術者でありそのあと経営者として
様々な功績を残した人物が
土光敏夫翁です。
(どこうとしお おう)
日本の今の製造業は
この方無くしては語れません。
そして勲一等旭日大綬章を
生きている間に天皇陛下から
直接受け取った初めての人物です。
この土光敏夫翁のお話を
同志コンサルタントの
小松さんから伺いました。
土光敏夫翁は現場を
「何か問題はないか」と聞いて周り
「問題ない」と答えると
「問題がない」のでは無く
「やる気がないから問題が
見えない」のだと叱咤しました。
しかし、その人望は厚く
社員から「おやじ」と呼ばれ
社員が家に遊びに来て
酒を呑むと豪快だったそうです。
普段は質素倹約で
月5万円でメザシとご飯で生活し
移動もバスで移動し
「メザシの土光さん」とも
呼ばれています。
ただ、「個人の生活は質素に
国は豊かに」の思想で
年に3500万円を女学校に
寄付していたのは驚きです。
土光敏夫翁はこの
人間としての振り幅が
その人間的魅力・人望を
生んでいたのではないかと
私は感じました。
人間としての振り幅は魅力ですね!