製造業のDX化で生産性向上につながった事例 感動企業通信733号
先日、愛知県豊田市で開催された
「とよたビジネスフェア」に
スタッフとして参加しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/37fa15c73e4f2d340db82104c384523e4edb7000
その中で
製造業のDX化事例として
自動車シートカバーの縫製を行なっている
トヨタケ工業株式会社の発表がありました。
http://www.toyotake-kogyo.co.jp
2017年にトヨタケ工業さんで
産業用ミシンのIoT化をする
プロジェクトが立ち上がり
私もそのサポートで関わっていたので
今回DX化事例として発表されるのは
とても嬉しく思いました。
トヨタケ工業の横田社長曰く
「ミシンの縫製というのは
アナログとも呼べないほどの
カン・コツの世界で
ゴルフのように
調子の良い時もあれば
調子の悪い時もあり
それが微妙な心の状態などで
変わってしまう」
そんな繊細な世界だということです。
そんな超アナログな
職人作業の縫製の何をIoT化
したのかといえば
ミシン一台一台に対して
・誰が縫ったか
・何の品番を縫ったか
・何分縫ったか
・何針縫ったか
・不良の数は
などの情報です。
これらの情報を
大量にあるミシンから収集していくと
実は、ミシンの針を動かしている時間は
ミシンの電源を入れている時間の
2~3割程度であるということが
分かってきたそうです。
3割針が動いていれば
上出来だということでした。
つまり、どれだけ早く縫うか?は
実は、
どれだけ早く次の製品の準備をするか
どれだけ早く次に縫う箇所に製品を移動させるか
どれだけ早く縫い終わった製品を取り外すか
など、いかに縫っていないときの
取り回し、段取り作業を早くするかが
全体の7~8割の時間を占める
改善ポイントでした。
IoT化で効率化が進むのは
このようにIoT化により
問題がクリアになるからですね。
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