問題を取り除いて仕事の生産性を向上させる 感動企業通信1510号

問題を解決するときに
トヨタでは5回の「なぜ」を
繰り返して真因を追求します。

真因というのは
その問題の真の原因になっている
これさえ取り除けば
その問題の大半は解決する
というような要因の事です。

このような問題解決の研修は
何度も何度もやってきているのですが

真因を探っていく時に
「それを深堀しても答えは無いよね」
というような
あまり適切ではないものがあります。

それは

「人が足りないから」
「忙しいから」

というような原因です。

例えば品質不良を発生させて
しまった原因が
「忙しい」「人が足りない」
というようなことであれば

対策は「人を増やす」
「1人あたりの負荷を減らす」

というようなことに
なってしまいます。

問題解決というのは
問題を取り除いて
仕事の生産性を向上させることです。

それが生産性を向上させるのではなく
人を増やしたり負荷を減らしたりして

むしろ生産性を低下させて
1人当たりの付加価値を下げるようなものは
改善とは言えません。

だからこそ
忙しくてもこうすれば出来る
人が足りないと思っていたけど
こうすれば出来る、というような

生産性を向上させる解を
求めることが大切です。

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