創意工夫で出来るにはどうするか考える 感動企業通信1612号

神奈川県川崎市にある
日本理化学工業株式会社は、
障がい者雇用に取り組んでおり
工場ではさまざまな工夫が施されています。

チョークを作るために炭酸カルシウムと
凝固剤を混ぜ合わせますが、
この原料は同じ材料袋に入っており、
印刷された文字を読んで
中身を確認する必要があります。

また、正確な重さを量るために
指示書に従って材料ごとに
秤で重さを計らなければなりません。

これは当たり前の作業ですが、
障がい者にとっては難しい作業です。

しかし、彼らは交通事故に遭うこともなく、
自宅から会社まで通勤してきます。

信号も理解しており、
赤は停止、青は進んで良いことを
理解しています。

こうしたことから故大山泰弘氏は
アイデアを得ました。

炭酸カルシウムと凝固剤を
赤い缶と青い缶に分けて詰め替え、

赤い缶に入った材料を
量る際には赤いおもりを、

青い缶の材料を量る際には
青いおもりを使用するように指示しました。

そして、秤の針が真ん中を指し、
指を折って5つ数えても
針が動かなければ粉をおろすように
と指示しました。

こうやって教えると、
障がい者の方々は一所懸命に作業を進め、
30数ロットを一気にこなすことができました。

「彼らにはできない」という前提ではなく、
創意工夫によってできるように
なることを実感したそうです。

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