去り際にその人の本当の姿が現れる 感動企業通信1643号

パナソニックの創業者、
松下幸之助翁が立ち上げた
松下政経塾で塾頭を務めていたのが
上甲晃(じょうこう あきら)先生です。

上甲先生によれば、
松下幸之助翁は松下政経塾に
入塾希望者を面接する際、
特に注意していたことがあったそうです。

それは、面接会場から
出ていく姿を観察することです。

誰もが面接に入るときは、
よそ行きの姿勢で入ってきます。

ノックをし、お辞儀をして、

背筋を伸ばして立ちます。
しかし、面接が終わり、
ほっとして去っていく姿、
つまり面接会場から出ていく姿には、
その人の本当の姿が現れます。

松下幸之助翁は、
その姿をよく観察していたそうです。

これは、能力ではなく、
人間性を重視していた証拠と言えるでしょう。

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