店には蕎麦があるか? 感動企業通信1659号

ディーン&デルーカは、
高品質な食材を世界中から集める
セレクトショップとして人気です。

元々アメリカ発のブランドで、
2003年に横川社長の手により
東京丸の内に日本初の店舗が開店しました。

最初はニューヨークの雰囲気を
そのまま日本に持ってこようと
英語の商品POPなど、
外国の雰囲気をそのまま日本に
再現しようと試みていました。

しかし、開店から3年経っても
売上げは伸び悩んでいたそうです。

そこで横川社長はディーン&デルーカの
創設者であるジョルジオ・デルーカ氏を
訪ねて相談したところ

「店には蕎麦があるか?」
という質問を受けました。

これに横川社長は固まってしまったそうです。

東京でのディーン&デルーカは、
外見の再現にこだわりすぎて、
お店が何を売っている店なのか?

その本質がお客様に伝わって
いなかったのです。

アメリカ式に固執するのではなく、
日本の消費者に合わせた良質な商品を
提供することが求められていると
気づいてから売上が伸び始めたそうです。

表面的な再現にとらわれず
その根底にある本質を理解して
実践することが重要ですね。

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