「Kaizen」の精神 感動企業通信1899号
自動車というのは
約3万点の部品から出来ています。
今から50年ほど前の自動車というのは
キーをひねればエンジンがかかり
アクセルを踏めば前進し
ブレークを踏めばとまり
ハンドルを回せば曲がる
というのが当たり前ではありませんでした。
3万点もある自動車部品を
組み合わせて自動車を作るのだから
不具合のない車など奇跡のようなものです。
欧米では不具合を潰すために
予備の部品を大量に用意し
検査員が細かい検査を行い
組み立てで発生する不具合を
全て手直ししていくことに力を入れましたが
これによってコストは膨れ上がり
より複雑な製造工程となっていました。
そんな中デミング博士という
統計学者の影響を受け
日本の自動車メーカーが
70年代~80年代に
圧倒的な品質改善を実現しました。
その方法というのが
不具合を発見したら
その不具合を修理するだけではない
なぜその不具合が発生したのか?
という不具合の根本原因を特定し
再発防止をしていくという
品質管理のプロセスを
実現したからでした。
これにより
不具合が出るのが当たり前
という自動車の業界が
圧倒的に改善されました。
これが「Kaizen」として
世界に広まったのです。
何度も同じミスをしてしまう
同じところから抜け出せない
そんな時はその根本原因を
じっくり考えると良いかもしれませんね。
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