「0.3mmの誤差」の奥にある、本当に大切な品質とは? 感動企業通信2087号

先日、ある製造業の企業様にて、
品質に関する研修を実施しました。

その研修の中で
「お客様が本当に求めている品質とは何か?」
について演習を行いました。

たとえば、
サインペンの本体とキャップを
作っている会社があるとします。

その会社に対してペンの
完成品メーカーであるお客様から

「キャップ径は±0.3mmの精度で作ってほしい」
と要望が出されたとしましょう。

この時、現場の視点ではどうしても
「寸法公差を守ること」が
目的化してしまいがちです。

でも実は、その寸法精度というのは、
もっと奥にある目的を満たすための
手段なんですよね。

エンドユーザー、
つまり実際にペンを使う人が
本当に求めているのは、

「キャップが外しやすく、締めやすい」

という使いやすさです。

その使いやすさを実現するために、
お客様(ペンメーカー)は
「±0.3mmでお願いします」と伝えています。

つまり、お客様の要望は数値であっても

その奥には使う人の満足という
本質的なニーズがあるということです。

その図面がなぜそうなっているのか?

その設計の背景にある
エンドユーザーの気持ちは何か?

そこまで想像してモノづくりをすることが、
本当に喜ばれる品質につながるのだと思います。

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