手段が目的化すると会社は止まる 感動企業通信2116号

先日、製造業の現場で
社員研修を行った際に、
印象的なエピソードがありました。

ある社員の方が
「掃除の時間を守っていると、
周りから暇そうに見える」
と悩んでいたのです。

どうしたらみんなが気持ちよく
掃除に取り組めるのかを
考えているという話でした。

私はそこで

「手段が目的になっている」

とお伝えしました。

掃除そのものは確かに大事ですが、

そもそも

「なぜ掃除をするのか?」

という本来の目的を見失っては意味がありません。

例えば、掃除の目的が

「職場を綺麗に保つこと」だけなら、

掃除ロボットを導入すれば
短時間で済みますし、
全員で行う必要もないかもしれません。

しかし、もし目的が

「細かいところに気づく力を育むこと」
「継続力を養うこと」
「仲間と一緒に取り組む一体感を作ること」

だとしたら、
意味合いは全く変わってきます。

「掃除をどうやるか」ではなく、
「掃除を通じて何を得るか」
という目的志向が大切です。

これは掃除に限らず、
業務や経営のあらゆる場面に
共通する考え方だと思います。

私たちも日々の仕事の中で、
つい「手段にとらわれて目的を忘れる」
ことがあります。

新しいシステム導入、
会議の運営方法、
研修のやり方など…

本来の目的を見据えて判断しているか、
常に自問していきたいですね。

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