「幸」の本当の意味、不幸を知るから幸せが見える 感動企業通信2140号

先日、ある書道家の方から
とても面白い話を伺いました。
「幸せ」の「幸」という
字の成り立ちについてです。
皆さんは「幸」という字が
どのようにできたか、ご存じでしょうか?
実はこの字は
「罪人が手枷をつけられている姿」を
表しているのだそうです。
言われてみれば、
上下の横線に挟まれて
真ん中に一本縦が通っている形は、
両手を拘束されているようにも見えますよね。
でも驚きなのは、
それが「幸せ」を意味する
漢字になったという点です。
全く幸せそうに見えない形が、
どうして「幸」となったのでしょうか。
そこにはこんな由来があるそうです。
「人によって“幸せ”だと思うものは
バラバラで、共通の形では表せない。
だから、逆に
“誰にとっても幸せではない”
姿を形にして、これ以外の状態こそ
幸せだと示した。」
ということです。
なるほど・・・、と思いますね。
つまり「幸」という字は、
幸せそのものを直接描いたのではなく、
真逆の“不幸”を描くことで、
相対的に幸せを示していたのです。
この話を聞いて、人間の物事の捉え方に
通じるものを感じました。
幸せは絶対的に存在するものではなく、
比較や相対の中で感じるもの。
苦しいことや不自由さを知っているからこそ、
当たり前の日常や自由に動ける喜びを
「幸せだ」と思えるのではないでしょうか。
経営や仕事でも同じです。
困難や制約の中にいるときは辛いものですが、
それを経験して初めて、
日常のありがたさや成果の喜びが身に染みます。
「幸」という漢字には、
そんな人間の知恵が
込められているのかもしれませんね。
あなたにとっての「幸せ」は何か
そんなことを考えるきっかけになれば嬉しいです。
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