「事業計画は“地図”である」ズレに気づける人が成長する理由 感動企業通信2164号

先日、商工会で
経営者や創業者を対象とした
「事業計画策定セミナー」の
講師を務めさせていただきました。

皆さん真剣そのもので、
事業をより良くしたいという熱意を感じ
とても良い時間となりました。

私がセミナーを行う際には、
必ず詳細な進行計画を立てて臨みます。

たとえば「このページまでで1時間」
「この演習は15分」といった形で、
分単位で構成を作ります。

ところが実際に始めてみると、
受講者の反応や理解度によって
進行は当然変わります。

もっと深く知りたそうな表情を
されているときは時間をかけて説明し、
理解が進んでいる箇所は
スピードアップします。

結果として、
当初の計画とはズレが生じます。

しかし、ここで大切なのは
「ズレていることが分かる」
ということです。

計画があるからこそ、
どの程度遅れているか、
どこを短縮すべきかといった
“軌道修正”ができるのです。

これはまさに経営でも同じだと思います。

「計画なんて立ててもその通りにならない」
と言う方もいます。

確かにその通りで、
計画通りにいかないのが現実です。

けれども、計画がないと、
そもそも「どれくらいズレているのか」
「何を直せばいいのか」
が見えなくなってしまいます。

事業計画とは、
“未来を保証するもの”ではなく、
“今の位置を知るための地図”です。

山登りで地図がなければ、
登りやすい道も危険な崖も分かりません。

地図を持っているからこそ、
迷ったときに現在地を確認して
軌道修正できるのです。

経営も同じで、
計画を立てておくことで、
外部環境の変化や想定外の出来事に対しても、
柔軟に対応しやすくなります。

「計画に意味はない、
でも計画を立てることには意味がある」
という言葉がありますが、
まさにその通りですね。

皆さんも、年初に立てた計画を
少し振り返ってみませんか?

ズレに気づけること、
それこそが経営者の最大の強みです。

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