「次から気をつけます」では再発防止できない 感動企業通信2172号

今日は、少量多品種の製造業にて
品質についての社員研修を行いました。
今回の受講者は、品質管理の研修を
あまり受けたことがない若手社員の皆さん。
だからこそ、
品質の「考え方の基本」を
しっかりとお伝えしました。
特に重要視したのは、
「なぜ同じ不良が再発してしまうのか?」
ということ。
少量多品種の工場では、
製品の種類が多く、
工程も頻繁に切り替わります。
そのため、同じような不良が
別の製品で再び発生してしまうケースがあります。
今回の研修では実際に過去に発生した不良を
例に取りながら議論をしました。
「気を付ける」「注意する」
という方法は一見手軽ですが、
再発防止策としては最も弱いですね。
人は疲れたり、慣れたり、
他の仕事に気を取られたりして
ミスをするものです。
重要なのは、
「ミスが発生しない仕組みをつくる」こと。
そのためには、
真因(本当の原因)を
見つけることが一番大事です。
例えば、確認漏れが起きた原因が
「忙しくて確認できなかった」なら、
「忙しくても確認できる仕組み」
を考えることが再発防止です。
仕組みを変えなければ、
同じことが必ずまた起きます。
今回の研修では、
原因の追究の仕方(なぜなぜ分析)や、
暫定対策と恒久対策の違いなどもお伝えしました。
「なぜ起きたのか?」を考える力が、
品質を支える土台になります。
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