理屈より「感じる」が人を動かす。論語に学ぶ「感即動」の力 感動企業通信2180号

論語の中に
「感即動(かんそくどう)」
という言葉があります。
「感じたらすぐに動く」という意味です。
私たちは仕事の中で、
日々さまざまなことを感じています。
「これはいいな」
「もっとこうしたい」
「あの人のためにやってあげたい」
その感じた瞬間に動けるかどうかが、
成長のスピードを決めます。
「感即動」は単なる勢いではなく、
感情を起点に行動へつなげる知恵です。
感じたことを考えすぎて先送りしてしまうと、
せっかくの熱が冷めてしまいます。
人の心には「行動の賞味期限」がある。
感じた瞬間に動けば動くほど、
結果は大きく変わります。
一方で、この言葉には
もう一つの深い意味があります。
「感じたら動く」だけではなく、
「感じさせることで人は動く」
という考え方です。
人は理屈では動きません。
どれだけ正しいことを言っても、
感情が動かなければ行動にはつながらない。
たとえば、会社で
「もっと報告をしっかりしてほしい」
と言うより、
「あなたの報告で助かっている」
と伝えた方が、
相手は自然と動くものです。
つまり、人を動かすには
「感じさせる力」が必要ということです。
リーダーシップは、
論理で説得する力ではなく、
「心を動かす力」なのだと私は思います。
私自身、社員研修や講演をしていて
いつも意識しているのは、
「納得させる」よりも
「感じてもらう」こと。
人は感じたときに初めて、
自分ごととして行動を起こします。
論語の「感即動」という言葉には、
感情と行動の間に距離を置かない
という教えが込められています。
感じたら動く。
動けば変わる。
そして、自分が動くだけでなく、
周りを感じさせて動かす。
この連鎖が起こると、
組織も人生も一気に前に進みます。
「いいな」「やってみよう」
と感じたことがあれば、
すぐに一歩動く。
行動の最初の一歩は、
いつだって感情が原動力です。
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