上空で響いた爆発音。その時、プロはどう動いたか? 感動企業通信2216号

先日、出張で飛行機に乗った際
心臓が止まりそうになる出来事がありました。
上空で突然、左翼の方から
「パーーン!!」という破裂音とともに、
まばゆい光がピカッと走ったのです。
「え、墜落する?」
一瞬、最悪の事態が頭をよぎりました。
しかし、機内がざわつき始めるよりも早く、
キャビンアテンダント(CA)の方が
「先ほどの音と光は雷です。
機体には全く影響はありませんので
ご安心ください」
「影響はないかもしれません」でも、
「確認中です」でもありません。
「全く影響はありません」
この一言の「断言」が、
乗客の不安を消し去りました。
後で調べてみると、
飛行機は金属膜で覆われており、
雷を外へ逃がす構造になっているため、
機内には影響がないそうです。
だから「雷で墜落」という
ニュースはないのですね。
このCAさんの対応は、
まさにプロの仕事でした。
有事の際、リーダーが
不安そうな顔で「確認します」と言うのと、
「大丈夫だ」と言い切るのとでは、
社員の動揺は天と地ほど変わります。
そして、この話には続きがあります。
CAさんのアナウンスで安心した少し後、
今度は外国人の機長からの
アナウンスが入りました。
「サッキ、チョット雷アリマシタ。
ヒコウキ、ゼンゼン大丈夫。
心配シナイデクダサイ。
到着ハ38分デス。
アリガトウゴザイマス」
少しカタコトの、
でも温かみのある日本語で
機内の緊張も「ふっ」と解けて
思わずくすっと笑いが起きたのです。
CAの「論理的な安心(断言)」と、
機長の「感情的な安心(ユーモア)」
これは素晴らしいなと思いました。
経営でも突発的な
トラブル(雷)が起きた時、
「大丈夫だ」と断言できる強さがあるか。
ピリピリした空気を
ふっと和ませる人間味(ユーモア)があるか。
「飛行機、ぜんぜん大丈夫」
機長のこの言葉のように、
どんな時でもどっしりと構えて
社員を安心させられる
リーダーでありたい。
そう強く感じた空の旅でした。
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