劇団四季の稽古場にある「怖い」張り紙。プロであり続けるための条件 感動企業通信2234号

先日も、名古屋公演が行われている
「マンマ・ミーア!」を観てきました。
ABBAのヒット曲に乗せた華やかで
ハッピーなミュージカルですが、
私が舞台から受け取ったのは、
楽しさだけではありません。
キャストの皆さんの指先まで
神経の行き届いた動き、
圧倒的な声量、そして笑顔。
「この一瞬のために、
どれほど厳しい稽古を積んできたのだろう」
そんなプロフェッショナルとしての
凄みと覚悟が、ビシビシと伝わってきます。
実は、劇団四季の稽古場には、
ある「標語」が掲げられているのを
ご存じでしょうか。
非常に短く、そして厳しい言葉です。
「慣れ、だれ、崩れ=去れ」
舞台に立っていれば、
同じ演目を何十回、何百回と繰り返します。
すると、どうしても「慣れ」や「だれ」が生じます。
その「慣れ」や「だれ」が、
最終的には作品全体の質を落とす「崩れ」に繋がる。
そうなってしまった俳優に、居場所はない。
「去れ」ということです。
彼らは毎日、この言葉を目にし、
自らを戒めながら、
一回一回の舞台に命を燃やしているのです。
だからこそ、観客の心を
動かすことができるのでしょう。
この言葉は、私たち経営者や
ビジネスマンにとっても、
胸に刺さる言葉ではないでしょうか。
毎日同じ仕事をしていると、
どうしても「慣れ」が出てきます。
「これくらいでいいだろう」という
慢心や妥協が生まれていませんか?
創業当時のあの情熱や緊張感が、
日常の中に埋没してはいないでしょうか。
「慣れ、だれ、崩れ」
この兆候は、自分ではなかなか気づけません。
しかし、お客様や周囲は敏感に感じ取ります。
市場や顧客から「去れ」と言われる前に。
私たちも今一度、
自分の仕事ぶりを見つめ直し、
「慣れ」を「熟練」へ、
「だれ」を「余裕」へと昇華できるよう、
日々自分を高めていきたいですね。
素晴らしい舞台から、
改めて仕事への向き合い方を教わりました。
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