人は誰かに気持ちを理解してもらうと変わる 感動企業通信529号

「なんでこんなことするんだ!」
「どうしてやらないんだ!」
「どうして言うこと聞かないんだ!」

こんな言葉が出そうなとき
「うっ」と一度飲み込んで

「なぜその人はそういう行動を
 取ったのだろうか?」

人の行動には理由がある。
その行動を取ったのは
その人なりのワケがある。
と考えます。

私は独立して暫くした時
様々なことに手を出して
タスクが膨大に溜まってしまい

Aさんに頼まれたXという事をしていれば
BさんからYという事を依頼され
Yに着手するとCさんからZを依頼され
ZをやろうとするとDさんからWの相談をされ
そうこうしているとAさんから
「どうなっている?」と聞かれます。

すべての仕事が上手くいかず
どれも終わらないという
絶望に陥ってしまったことがありました。
(病院に行けば鬱と
 診断されたのでしょう)

当時、私に何かを
依頼していた人からしたら

「なんでこんなことするんだ!」
「どうしてやらないんだ!」
「どうして言うこと聞かないんだ!」

と思われていたことでしょう。

そんな状態を回復出来たのは
一本の電話でした。

私が出先のファミレスで
パソコンを開いては
電話対応をして、仕事が進まない・・・
と嘆いていると、

また、一本の電話が鳴りました。
電話の声で私に
元気がないことに気が付き

「どうした?何かあった?」
と、ただただ話を聞いてくれました。

私は
「自分が何も出来ない状態に
なってしまっている」
ということを話しました。

話しながら
辛さ、情けなさ、悔しさ
様々な感情で涙が止まらず

ファミレスのボックス席で一人
紙ナプキンで涙を拭っていました。

そして、その電話をきっかけに

「一人で大きなことは出来ないこと」

「人に頼ることの大切さ」

「人に助けてと言えることの大切さ」

に気が付きました。

そして、

「人は誰かに気持ちを
 理解してもらうと変わる」

ということを知りました。

「何で出来ないんだ!」
「こうやってやってください!」
ではなく、

「人は誰かに気持ちを
 理解してもらうと変わる」

まずは、相手の話をよく聞いて
相手の気持ちや感情を理解すること

そのステップがあれば人は変わりますね。