経営者の手帳「不良率1%に妥協しない」 感動企業通信1005号
坂本光司先生による
「経営者の手帳」(あさ出版)より
【49】
「企業にとっては1%の不良品でも、
それがたまたま当たった顧客にとっては
100%の不良品である。」
不良率が1%というのは
100個のうち1個が不良だった。とか
100人のうち1人にサービス上の
ミスをして迷惑をかけてしまった。
というときに不良率1%となります。
不良率0.5%なら
500人のうちの1人
不良率0.1%なら
1000人のうちの1人です。
不良率0.1%というときに
「不良率0.1%なら問題ありませんね。
不良は必ず発生するものなので
それぐらいは仕方ないでしょう」
と考えるか
「不良率0.1%でもまだ道半ば
あきらめずに不良ゼロを目指しましょう」
と考えるかは大きな違いです。
私が前職で自動車部品の設計をしていたとき
このような話を教えてもらいました。
1万個に1個の不良だとしても
それが流出してお客様の手に渡ったら
そのお客様にとってはたった1台の愛車であり
その1台の愛車に不良があったということは
1台のうち1台が不良品、
つまり、不良率100%と同じこと。
製造する側にとって
不良率が0.1%でも0.01%でも
その不良品を手にしたお客様にとっては不良率100%
そう考えたら、不良率が低いということで妥協せず
不良ゼロを目指し続けなければいけません。
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