切実な願いの先にお客様はいる　感動企業通信１２１０号

徳武産業株式会社
十河孝男会長からお話を伺いました。

徳武産業さんは
「あゆみシューズ」という
介護靴・リハビリ靴のメーカーです。

「お年寄りが転ばないような安全な靴を」

あゆみシューズは
というお客様の声を真摯に
聞いたことから生まれました。

あゆみシューズを自社商品として
開発するまでは運動靴メーカーの
下請け会社をしていたそうです。

しかしこのままではだめだという危機感と
既存のお年寄りの靴では
無理が発生して転倒に繋がるという
お年寄りが困っているという現場の声から
自社でシューズを開発されたそうです。

あゆみシューズは
その方の足に合わせて
左右サイズ違いで販売しています。

腫れやむくみで左右同じサイズの靴を
履けないという方は
全体の1割ぐらいだそうです。

そんな1割の人を相手にせず
9割の人が普通でいいんだから
目をつぶって9割の人に売れというのが
業界の常識で、多くの人から反対されたそうです。

その切実な願いに真摯に向き合い
2年間で500人のお年寄りの声を
聞きながら商品を開発し

今では1年間で180万足を販売する
大ヒット商品になっています。

まさにドラッカーの「顧客の創造」です。
切実な願いの先にお客様はいるのですね。

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