自ら考える社員になるきっかけ　感動企業通信１７７５号

研修の中で若手の社員さんに向け
私が新入社員だった頃の話を
お伝えさせて頂きました。

以前、自動車部品メーカーで
設計者として勤めていた際、
上司から言われた言葉が
今も強く心に残っています。

ある日、私は設計を進めていた部品の
形状についてアイデアが全く浮かばず、
どう進めればいいか上司に相談しました。

その時の上司の答えが
私の考え方に大きな影響を与えてくれました。

「上司が正解を持っているとは
　限らないんだ。

　この車の設計も上司の私にとっても
　初めての挑戦なんだ。

　新しい車を設計するというのは
　世界にまだ存在しないものを
　創り出すことだからね。

　だから、君だけが新しいことに
　挑んでいるわけではない。

　君も私も初めてのことに
　チャレンジしているんだ。

　だから、私にも正解はないから、
　君のアイデアを持ってきてほしい。」

この言葉を聞いて
社会人になる前の学校とは異なり

社会は

「正解のない世界」

であることを深く実感しました。

それ以降、上司に何かを相談する際は
自らしっかりと考えをまとめてから
話をするように心がけるようになりました。

この出来事によって私は
「自ら考える社員」へと
変わるきっかけとなったのです。

————————————–
感動企業通信のLINEバージョンはこちらのURLから登録することが出来ます。

メールではなくLINEで読みたいという方は是非ご登録ください。

————————————–