急成長の裏に潜むリスクとは?脱毛サロン大手の破綻事例 感動企業通信2115号

先日ニュースで驚いた方も
多いのではないでしょうか。
脱毛サロン大手「ミュゼプラチナム」を
運営するMPH株式会社が倒産しました。
未施術の顧客を含め債権者は約20万人、
負債総額は260億円にも上るとのこと。
急成長している業界の代表格とも
思われていただけに、
インパクトは大きいですね。
ニュースを見ていて
その収益構造に大きな落とし穴が
あったのだなと感じました。
サロン業界は例えば
「12回コースで50万円」というように、
最初にまとめて支払ってもらう
仕組みが多くあります。
これを全額
「入金時点での売上」
として計上していたそうです。
短期的には資金が潤沢に見えるものの、
その後に発生する施術コストや人件費、
広告費などの支出が重なり、
資金繰りが急速に
悪化していったと考えられます。
成長に勢いがあるときこそ、
「次の出店」「広告投下」と
攻めに走りがちですが、
少しの売上減少が一気に資金ショートに
つながるリスクをはらんでいますね。
今回のケースは、
その典型的な例だったのではないでしょうか。
私たち中小企業の経営者にとっても
他人事ではありません。
初期に大きな入金を得るビジネスモデルは、
一見安定しているようで
実は非常に危うい構造を持っているということです。
入金と実際のサービス提供の
タイムラグをしっかり管理し、
資金繰りを見える化することが何よりも重要ですね。
「売上があるのになぜかお金が足りない…」
そんな状況に陥らないためにも、
資金繰りの仕組みを常に意識して
経営判断をしていきたいですね。
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