ミスを無くすために、私にできることは何か? 感動企業通信2154号

製造業で研修を行いました。
製造業に携わる方なら誰しも
「不良をなくしたい」と思いますが、
現実には慢性的な不良があり、
完全にゼロにするのは容易ではありません。
今回の研修では
「不良をなくそう」と呼びかけるのではなく、
参加者一人ひとりに
「不良をゼロにするために、
私に何ができるか?」
を考えていただきました。
すると、製造部門からは
「金型の設計段階で、
もっと製造側に相談して欲しい」
という意見が出ました。
確かに設計段階での
すり合わせが十分でないと、
後工程で不良が出やすくなります。
一方で、金型設計の担当者からは
「本当は相談したいけれど、
設計の納期が非常に短く、
余裕がなくて相談できない」
という声が上がりました。
つまり「不良ゼロ」を目指すためには、
単に現場だけの努力ではなく、
スケジュール設計や部門間の連携
といった仕組み自体を見直す必要が
あることが浮き彫りになったのです。
「不良ゼロ」という大きな目標も、
結局は一人ひとりの行動の
積み重ねでしか達成できません。
そしてその行動を阻害している要因を
話し合うことで、
初めて本当の課題が見えてきます。
「不良ゼロを実現するために、
私にできることは何か?」
この問いかけを持つだけで、
現場の視点が変わり、
部門を超えた協力が始まります。
「ミスを無くすために
私に出来ることは何か?」
「クレームを無くすために
私に出来ることは何か?」
皆さんの会社でも、
ぜひ同じ問いを投げかけてみてください。
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