枝・葉や果実ではなく根をマネする

ディーン&デルーカ
という良い食品を世界中から
集めたセレクトショップが
人気です。
このディーン&デルーカは
もともとアメリカのお店で
これに目を付けた横川社長が
2003年に東京丸の内に
出店しました。
ニューヨークの
ディーン&デルーカを
そのまま日本に移設したような
海外の雰囲気に溢れる店舗で
商品POPも英語にするなど
本場のままというのを
意識して出店したようです。
しかし、3年たっても
売上があがらず
横川社長は困惑・・・
その末に、
ディーン&デルーカ設立者の
ジョルジオデルーカ氏に相談に
行きました。
そこでデルーカ氏に言われたのは
「君の店に蕎麦はおいているのか?」
「なぜ蕎麦をおかないんだ?」
これを言われて横川社長は
衝撃すぎて固まってしまったようです。
つまり、
東京出店当時のディーン&デルーカは
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このお店は何を買ったら良いのか
何がしたい店なのかがお客様に
伝わっていなかった。
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ということです。
アメリカのディーン&デルーカは
本来、良い食材を揃えた店なのに
見てくればかりにこだわりすぎて
本質を見失っていたのですね。
アメリカのものに拘らず
日本人に合った「良い食材」を
取り揃えればよかったのです。
これを樹木に例えると
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表面的な見てくれの
枝・葉や果実というやり方を
マネするのではなく、
その「根」となっている
本質を見極めてマネする。
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これはどんな時でも
使える考え方です。