逃げ場の無い正論は暴力「人は理解された時、変わる。」 感動企業通信648号

なんでそんなことするんだろう?
なんで分かってくれないのかな?

そう感じた時にどうするかのお話です。

小さい子供とじゃんけんをします。
負けたらゴミ運んでね、
という条件付きです。

「じゃんけんぽん!」
子供が負けました。

お母さんが
「負けたからゴミ運んでね」
と言いますが

子供は
「いやだ!」と言います。

この後の対応ですが

【Aパターン】
お母さん
「負けたら運ぶって言ったでしょ!
 あなたの負け!運びなさい!」
子供「いやだ!いやだ!」
お母さん「約束は守らないといけないよ
 なぜ今約束したのに出来ないの?
 私はあなたに約束を守る人になって欲しいのに」
子供(泣)

【Bパターン】
お母さん
「お母さんに負けたのが悔しかったんだね」
子供「うん」
お母さん「でも、負けちゃったね」
子供「うん」
お母さん「運んでくれる?」
子供「うん、僕、運ぶよ」

AとBの違いはなんでしょうか?

Aパターンは正論をぶつけています。
逃げ場の無い正論は暴力になります。
正論は正しいけど、
相手の心は動きませんね。

Bパターンは相手の気持ちを
理解しようとしています。
じゃんけんに負けて悔しかったんだな
と相手の気持ちを察したので
「悔しかったんだね」と共感します。

相手の気持ちを理解していないとき
いくら正しい言葉を投げかけても
説得力はありません。
相手にはそうする理由があり
その理由に向き合わなければ変わりません。

相手がどうしてそういう行動をとるのか
相手の想いを理解して、それを言葉に出し
向き合っていく、

変えようとするのではなくて
それをすると相手が変わる。

「人は理解された時、変わる。」

素晴らしい言葉ですね。

上手くいかないとき思い出してみましょう。

※大久保寛司さんの著書
「あり方で生きる」より
「相手にはそうする理由がある」を
読んでの私の解釈をお伝えしました。

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