部下をコントロールしようとすると部下は非協力的になる2 感動企業通信1410号

ヨーロッパ選手権の
フーリガンへの対策として
クリスフォード・ストットが考えた作戦は

「ハグ・ア・サグ」(暴漢を抱きしめる)

と呼ばれました。

その作戦で暴動を取り締まるカギは
「暴動を取り締まらないこと」
という理論でした。

まず、暴動鎮圧用の装備を一切使わない事
ヘルメット、盾、警棒、装甲車などは
市民の目につかないようにするという
ルールを設けました。

そして警備隊は
従来の黄色の制服ではなく
ブルーのベストを着用し
ユーモアセンスがあり
誰とでもすぐに仲良くなれる
コミュニケーション力のある人を
警備隊として配置していった。

警備隊は事前に
出場チームやファン、コーチの経歴
チームの戦略や選手のゴシップなど
について勉強しファンとサッカー談議が
出来るようにしておいた。

そして従来はファンが道端を
ボール蹴って歩いていると
そのボールを没収していたが
それも没収しないこととした。

「私たちは一緒に楽しむためにここにいる」

という雰囲気を作ったのです。

この作戦は絶大な効果を発揮し
3週間にわたる大会期間中
逮捕されたイギリス人ファンは
1人だけでした。

つまり武力で武装して
お前たちを鎮圧するという態度に
反応して暴動が起こっていたということです。

つまり上司やリーダーが

「権力や乱暴な言葉」を使って
「部下をコントロール」しようとすると

部下は非協力的になっていくことと
同じではないかと感じます。

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