こけたら立たなあかんねん 感動企業通信1529号

昭和8年に松下電器は
大阪の門真に本拠地を移しました。

あたり一面レンコン畑の田舎村に
約二万坪の土地を購入して
工場群が立ち並び
村民たちは驚き
業界をアッと言わせました。

ところがその翌年に
死者・行方不明者3千人
負傷者1万5千人
家屋被害47万5千戸の
室戸台風が上陸して
松下工場群も大きな被害を受けました。

本社一部損壊
乾電池工場全壊
配線器具工場全壊など
出来たばかりの新工場が
大打撃を受けたそうです。

そこにやってきた松下幸之助氏。
社員が被害状況を説明しようと
工場を案内しようとすると

「いや、かめへん、かめへん」

「こけたら立たなあかんねん。
 赤ちゃんでも、
 こけっぱなしでおらへん。
 子供でもすぐ立ちあがる。
 そないしいや」

と言われて工場の被害状況など
確認せずに引き返されたそうです。

これは、
過ぎてしまったことを
大変だ大変だと慌てふためくのではなく

再建の方法、資金の調達、
製造はどうする、社員はどうする、
というように、
大変だという事に翻弄されず
前向きに解決を図る姿勢が大事であると
物語っていると感じます。

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