【補助金額最大2,000万円】ものづくり補助金グリーン枠・デジタル枠とは? 感動企業通信665号

今回は、来年度のものづくり補助金の
内容について解説していきたいと思います。

来年度は新たに
「グリーン枠」と「デジタル枠」が
設定されるのですがその事例についても
解説していきます。

ものづくり補助金は
設備投資等により生産性向上を
図るための補助金であり
来年度の類型は以下が予定されています。

【通常枠】-------------
補助上限額:750万円、1,000万円、1,250万円(従業員規模により異なる)
補助率:1 / 2(小規模事業者・再生事業者は2 / 3)

【回復型賃上げ・雇用拡大枠】----
給与支給総額を年率平均1.5%以上増加かつ
事業場内最低賃金を地域最低賃金より30円以上引き上げる
赤字事業者が対象

補助上限額:750万円、1,000万円、1,250万円(従業員規模により異なる)
補助率:2 / 3

【デジタル枠】-----------
補助上限額:750万円、1,000万円、1,250万円(従業員規模により異なる)
補助率:2 / 3

デジタル枠想定活用例
<飲食・小売業>
・飲食、小売店と食品製造工場を所有。
店舗に需要予測システムを導入することで
販売機会損失と排気量を削減。新製品開発とあわせて
工場の製造ラインにAIを活用した不良検知のシステムを導入し
生産性と付加価値の向上を目指す。

この時の補助対象経費の例
・AIを活用したシステム構築に要する費用
・新製品開発のための機械装置に要する費用
・需要予測システムに係るクラウドサービス利用費

ポイントはAIの活用、DX化になりそうです。
IoTの取り組みも対象になると想定できますね。

【グリーン枠】-----------
補助上限額:1,000万円、1,500万円、2,000万円(従業員規模により異なる)
補助率:2 / 3

グリーン枠想定活用例
<製造業>
・脱炭素化に寄与する設備、システムを導入するとともに
電気自動車向け部品を製造するための機械装置を導入することで
生産工程の脱炭素化と付加価値向上の両立を目指す

この時の補助対象経費の例
・専門家による技術導入に要する費用
・脱炭素化に寄与するシステム構築に要する費用
・エネルギー効率に優れた機械を導入する費用

炭素排出量に対してどれだけ付加価値額があるか
という指標を炭素生産性と呼びます。

炭素生産性=付加価値額 / エネルギー起源二酸化炭素排出量

この炭素生産性を高める設備導入や
生産プロセス改善というのがポイントになりそうです。

以上が来年度のものづくり補助金の
類型のまとめです。

国が後押ししていることというのは
時流に乗っている、もしくは
国が、これから時流に乗せたい
という事でもあります。

また、困っている人がいる、
もしくは、国が困っていること
と言っても良いかもしれません。

グリーン枠やデジタル枠に
真摯に取り組む事業者が
困っている人を助けられたら素敵ですね。
もし、そのようなことを
考えている方がいれば是非ご相談ください。

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