人は自分が見えない 感動企業通信839号

研修をしている中で
あるチームのリーダーが

「皆が自分についてきてくれない」

と悩んでいました。

私は「そうなんですね。」
と話を聞いて

メンバーにも話を聞いてみました。

そうすると
「リーダーは言葉がキツイ時があり
 嫌だなとおもうことがある」

と言っていました。

これを聞いた時に
「リーダーが尊敬されていない」
と私は感じました。

技術や知識などではなく
人として尊敬できる
人間力が高い人に
ついていきたいと思うものです。

その後、リーダーの発言に
注目していると

「私がチームを引っ張って・・・」
「私を中心に・・・」

と、その言葉の節々から
「リーダーは偉い」
という思考がにじみ出ていたため

その考えが良く無い結果を
生んでいることを指摘しました。

きっと
本人は偉そうにしているつもりは無く
皆を引っ張って頑張ろうと
行動していたのだと思います。

しかし、他人から見ると
「偉そう」「言葉がキツイ」
と思われてしまっています。

人というのは
自分の事は自分が一番良く分かると
思っているかもしれませんが

分かっていないどころか
誤解していることも
多くあるということです。

「人は恐ろしいくらい、
 自分が見えていない」

一番自分のことを分かっていないのは
自分なのかもしれません。

他の人から言われた言葉に
「私はそんなことはない!」と
拒絶するのではなく

「そういう面もあるのかもしれない」
と謙虚に受け止めて
自分自身を見つめ直すことに
繋げていくことが大切ですね。

※大久保寛司さんの著書
「あり方で生きる」より
「人は自分が見えない」を
読んでの私の解釈をお伝えしました。

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