短時間で決める方が精度が高い? 感動企業通信1089号
4台の中古車のうち
1台だけが非常にお買い得な
当たりの車です。
この4台から当たりの車を選べるか?
という実験で、
燃費やエンジンなど
4つのカテゴリーの説明をした上で
①よく考えて選ぶグループ
②選ぶための時間が少ないグループ
(制限時間があり、その前にパズルを解く
課題をしてから決めなければいけない)
この2つのグループの
どちらが当たりを選べたでしょうか?
結果は、
①「よく考えて選ぶグループ」の
ほとんどが当たりを選択
②「選ぶための時間が少ないグループ」も
半数以上が当たりを選択しました。
続いて、同じように車を選ぶ実験で
説明する量を増やして実験を行いました。
例えば、トランクの大きさや
ドリンクホルダーの数などについても
詳しく説明しました。
そうするとどうなったでしょうか?
①「よく考えて選ぶグループ」で
当たりを選べたのは25%以下となり
4台中1台なので、ほぼ当てずっぽうと
同じような確率になりました。
②「選ぶための時間が少ないグループ」は
60%の人が当たりを選択しました。
これは何が起こったかと言うと
②の選ぶための時間が少ないグループは
短時間で選ぶために情報に優先順位をつけ
短時間で合理的な選択をしたということです。
これは
オランダのラドバウド大学
心理学者ダイクスターハウスの研究結果です。
何か選択をするときに大事なのは
「どれだけ時間をかけるか?」
「どれだけ沢山情報をあつめるか?」
ではなく、
「何が重要な情報かを見極めて
優先順位をつけて判断する」
ということだと言えますね。
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