どう相手を理解するか 感動企業通信1304号

司馬遷の「史記」にある言葉
「士は己を知る者の為に死す」

これは、
「自分の事を理解し
 認めてくれる人のためなら
 死んでも良い」という意味です。

つまり、人間というのは
「自分の事を理解して貰いたい」
と考える生きものであると言えます。

そうなると、
どう伝えるか?というより
どう相手を理解するか?

ということが大事だとも言えます。

相手を理解するのに
「傾聴」という技術があります。

人の話を聞く4つのレベルは

レベル1「聞き流す」
とりあえず、聞くフリをする
→話の中身は耳に入っていない。
 相手からの不信が生まれる。

レベル2「選択的に聞く」
相手の会話を、自分の目線で解釈し、
評価しながら聞く
→反論を考えながら相手の話を
 聞いている状態。

レベル3「熱心に聞く」
相手の問題は何かを、
理解しようと努力する
→熱心に聞くこと

レベル4「傾聴する」
相手目線で世界がどう見えているのか、
感情移入して聞く

傾聴というのは
相手の気持ちに共感しながら

「それはすごく嬉しかったですね」
「それはとても苦しかったですね」

と感情移入して聞くことです。

ただ、同調・同情はしないことです。
「あの人のせいで」
 →×「分かる分かる」

「あの人のせいで」
 →〇「あの人が悪いと思ったんですね」

相手を傾聴によって
理解出来るようになりましょう。

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