泥田を突き進んでボロボロになるな 感動企業通信1525号

元松下電器の後藤清一氏は
若いうちから工場長を任されました。

仕事熱心で腕もあるのですが
社員への指導の仕方がまずく
社員を怒鳴りっぱなし
叱りっぱなしで対話がなく
とうとう社員が連名で後藤氏の
排斥運動を起こしてきました。

そんな時、後藤氏は
松下幸之助氏の自宅に来るよう
呼び出されます。

当時の松下幸之助氏の自宅は
兵庫県西宮にあり
まだ田んぼばかりだったそうです。

そこで松下幸之助氏から
「なあ、後藤君、君は今、
 どこの道を通ってきた?」

と聞かれ
駅からここまでは田んぼ沿いを迂回して
コの字型に歩いてきたと伝えます。

「そうやろ。それが、本当の道というもんや」

「なあ、後藤君、ワシはこう思うんや。
 君の仕事をみていると、
 泥田の中を真っすぐに突き抜けてくる
 ような気がする。足も汚れる。
 着物も汚れる。靴はいたむ。歩きにくい。
 だが、タンボのまわりにはちゃんと畦道がある。
 少し遠回りでも、結局はこれが早道や。
 君の目的はワシの家に来ることだが、
 泥田を通るも、畦道を通るも君の自由。
 さあどうする」

この言葉で気づかされたそうです。

上司が部下に接するときに
泥田を突き進んでお互い
ボロボロになる人もいれば

泥田を避けて歩きやすくて安全な
はるか遠いアスファルトの道から
大きく迂回していつまでも
目的地につかない人もいます

非常に分かりやすい例えですね。

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